マーブルファミリー歯科クリニック

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どうしてむし歯になるの?

どうしてむし歯になるの?

2022/04/02

どうしてむし歯になるの?

皆さんこんにちは!

今回は「むし歯」になるのはどうしてか、仕組みについてお話します。

専門用語で「齲蝕」と呼ばれる「むし歯」。齲も蝕も「むしばむ」という意味で、むし歯の状態をよく示しています。

 

私たちに口の中には数百種類、数十億匹もの細菌(口腔常在菌)が住み着いています。むし歯の原因菌と考えられるのは、そのごく一部で少し前までは「ストレプトコッカス・ミュータンス菌」の仲間が原因菌とされいましたが、いまはいくつもの細菌がチームとなって感染を引き起こす「多菌種複合感染症」という考え方に変わっています。

むし歯の細菌はどの人の口の中にも生息しているのにもかかわらずむし歯になる人とならない人がいます。むし歯になるには4つの条件が必要だからです。

1歯があること

2細菌が歯に付着していること

3常に口の中に糖分があること

4細菌が増殖する時間があること

 

 これらがすべて重なったときにむし歯になるといわれてます

ところで、「再石灰化」と言葉を聞いたことのある人も多いと思います。この再石灰化の反対の脱灰は私たちの口の中で常に繰り返されています。

食べもの、とくに糖類(砂糖や穀物など)はむし歯菌の好物で、細菌はこれらを食べて酸を分泌します。その酸が結果的に歯の表面にある硬いエナメル質を溶かしていきます。むし歯になる前の歯が少し溶けた状態を脱灰といい、口の中のpH(酸性とアルカリ性を示す指標)が酸性のpH4くらいになるといわれてます。

脱灰してもすぐにむし歯にならないのは、その部分が再石灰化するからです。食後の歯磨きや唾液で、口の中の酸が薄まってpH7の中性に近づくと、脱灰は止まり、唾液に含まれるリン酸とカルシウムが脱灰した部分をうめていきます。これが再石灰化です。

このように脱灰と再石灰化のバランスが取れているうちは、むし歯になることはほとんどありません。しかし、歯磨きを怠ると、食べものがいつまでも口の中に残るため、細菌がたちまち増殖し、「バイオフィルム」をつくります。バイオフィルムは簡単な歯磨きでは取れないので、そこに居着いた細菌の酸によってどんどん溶かされむし歯になってしまうのです。

むし歯にならないためにしっかりした歯磨きと定期的なメインテナンスで予防していきましょう。

 

 

 

どうしてむし歯になるの?

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