赤ちゃんはいつから歯磨きを始めればいい…

〇小さい頃からの歯磨きが重要！

お子さんがいる方は、いつから歯磨きをすればいいのかお悩みになることもあるでしょう。歯磨きの習慣は、「乳歯が生え始めたら」意識することをおすすめします。乳歯はだいたい生後6～９ヶ月頃から生えはじめます。ご自身の膝の上にのせて、口の中を観察したり、清潔な指で口の中を触ると、歯が生えているかを含めて状態をよく確認できます。

はじめのうちは、ガーゼや綿棒などで汚れを拭くようにして、慣れてきたら乳児用の歯ブラシで１~2回ちょんちょんと歯に触れる練習から開始しましょう！

子どもは、上唇の裏側を触られるのを嫌がりますが、やさしく触れ続けると触られることに慣れてきます。指や、歯ブラシの刺激に慣れてきたようなら、歯を見ながら一本ずつ優しく磨きます。1本５秒くらいで十分です。強過ぎたり、長過ぎたりしてお子さんが歯みがきを嫌いにならないように気をつけましょう。お子さんの歯磨きをするときにおおとなしく我慢して歯磨きが上手にできたら、ほめてあげることも忘れないでください！

また、上唇をめくるとミルクのかすが付いていることがあります。この部分は唾液による自浄作用が少ないので、ガーゼで拭うなどしてあげるといいでしょう。歯は生えかけの時が一番虫歯になるリスクが高い状態です。歯茎に埋まっている歯の周りの汚れを丁寧に取ってあげることで、生えたての歯をケアすることができます。

〇では、仕上げ磨きはいつまで必要？？

お子さんが自分で歯磨きをして、そのあとにお母さんやお父さんが仕上げに歯を磨いてあげる仕上げ磨きは、具体的に何歳まで行うべきかハッキリと定められてるわけではありません。歯医者さんの多くは10～12歳くらいまでは仕上げ磨きをするよう推奨していますので、そこをめどにするといいと思います。

ただ、歯みがきが上手にできない、あまり好きではなさそうお子さんの場合、放っておくとむし歯になってしまいますので年齢にとらわれず注意深く観察して、必要があればサポートすることが必要です。目安としては、乳歯の生えてくる８か月が歯磨き開始のタイミングです。奥歯が生えてくる１歳６か月頃までに歯磨きの習慣が定着することを目指しましょう！