歯の神経抜いたらどうなるの?
2026/05/01
歯の神経は、抜いたらどうなるのでしょうか?神経を抜くのは考えただけでも、痛そうですよね、、、
基本的には、歯に栄養がとどかないので、歯が死んでいる状態の「失活歯」になります。そのため、神経がなくなってしまった歯は、もろく、欠けたり割れやすくなります。
神経の役割について
歯の内部に存在する神経は、歯に栄養を届けている大切なものです。知覚も司っているので、虫歯になり細菌が神経まで到達すると、痛みを感じます。そこまで虫歯が進行すると、神経を抜く治療を行いますが、痛みや、しみたりすることがなくなると同時に栄養が行き届かなくなります。そのときは痛みを感じないのでいいかもしれませんが、長期的に考えると、歯がもろくなりやすく割れやすくなります。
とくに奥歯の場合は、咀嚼するときに神経のない歯に力がかかりやすいため、バキッと縦に割れやすくなります。今の医学では、歯が縦に割れてしまった場合、接着剤による治療もありますが、強度は、あまり強くないため「抜歯適応歯」と考えられ、抜いてしまうことが多いです。そうなると今度はインプラントや入れ歯などの治療の必要性が出てきます。
また、歯の神経を取ってしまうと、歯の色が変わり、黒ずんでしまうことがあります。神経には、血管が通っているので、取ることで血液が循環しなくなり、歯のコラーゲンが変色してしまいます。これを改善するには、白いかぶせものをしたり、別途治療の必要があります。
ひと昔前は、痛みを感じたらすぐ「じゃあ、神経を取って、きれいにしましょう」という歯科医院が多かったように思えます。しかし、研究が進み、神経を取ると、結果さまざまな変化が起きることがわかってきました。現代の医学では、なるべく神経を取らずに、なるべく歯を削らずに、ご自身の歯をいかに残すかを考える治療法が主流になってきています。
歯の神経を守るためには、まず虫歯にならないことがとても大切です。また、虫歯になったとしても、早期発見ができれば、神経を保存することも可能になり、早ければ早いほど、神経の温存確率もあがります。そのためには、定期的なクリーニングに通っていただき、少しでもお口の中の気になる症状があれば、歯医者で確認をしてもらいましょう。虫歯の怖いところは、はじめは痛みがあっても、神経まで虫歯が進んでしまったときに、痛みの感覚がなくなることがあります。痛みの度合いも、人それぞれなので、安易に考えずに、歯医者に行って診てもらいましょう。






