フッ素濃度について
2026/08/22
フッ素は、3つの働きで、虫歯の発生と進行を防ぎます。
⒈エナメル質の修復を促進
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。
⒉歯質を強化
歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、虫歯への抵抗力を高めます。
⒊ミュータンス菌の働きを弱める
虫歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。
<フッ素濃度上限が世界基準と同様に>
2017年3月に薬用歯磨き剤におけるフッ素の配合量を、フッ素濃度上限を今までの1000ppmから1500ppmに引き上げる認可が厚生労働省にてされました。これは、世界基準、ISO規格と同様の濃度です。この認可により今まで国内で手に入らなかった1500ppmのフッ化物配合歯磨剤が、薬局などで手に入れることが可能となりました。
さらに、2023年1月に4つの歯科学会で歯磨き剤のフッ素の推奨濃度の変更がありました。この変更がある前は、15歳以上の方のみ高濃度(1500ppm)を使用することが推奨されていましたが、今回の変更で国外と同様の基準になりました。
<年齢別最適なフッ素濃度とは?>
歯科医院で塗布するだけでなく、毎日のセルフケアでフッ素入り歯磨き粉を使うことで、より高い虫歯予防効果が期待できます。
歯が生え始めてからなら、何歳でもフッ素を使って問題ありません。ただし年齢によって適切な量や濃度があります。
- 歯が生え始め~2歳:900~1000ppm(米粒程度:1~2mm)
- 3~5歳:900~1000ppm(グリーンピース程度:5mm)
- 6歳以上:1400~1500ppm(歯ブラシ全体:2cm程度)
歯磨きの後にすすぎを最小限にすると、フッ素の成分を歯の表面に残すことができます。さらに、歯磨き後は1〜2時間くらい飲食を控えましょう。
マウスウォッシュ(洗口液)にも、フッ素配合のものがあります。通常の歯磨き後に使えるので、口臭ケアをかねてご家庭のケアにプラスしても効果的です





